スイス鉄道と世界遺産ベルン街歩き
グリンデルワルドとツェルマット
世界遺産の街ベルン
スイスの首都、旧市街は世界遺産に指定される品格ある街並みです。Uの字型に湾曲したアーレ川に囲まれた旧市街、メインストリートにはシンボルの16世紀の天文時計が、1時間おきに仕掛け時計の人形が動き出しながら時を刻みます。中世の石造りの姿を際立たせる美しい水飲み場、点在する彫像などを散策しながら、ゴシック様式の大聖堂の荘厳な建物を観賞したり、アインシュタインが暮らした住居・アインシュタインハウスで天才の足跡に触れたり、坂道を上りローゼンガルテン(バラ園)からアーレ川と旧市街を見下ろす景色を楽しみましょう
*時計塔/ツィトクロッゲ・・・マルクト通りとクラム通りあるベルンのシンボル。元々はここはベルン市街地の西端で検問所のような役割でしたが、1405年の大火で全焼。1530に仕掛け天文時計が、鐘は1405年に設置されました。時計のわきにある熊の兵士や鶏、王などの人形仕掛けは、毎時56分から00分にかけて仕掛けが作動します
ガイドツアー(英語)では塔の内部に入り16世紀から動いている時計仕掛けを見学ができます
*大聖堂・・・スイス最大規模を誇る後期ゴシックの傑作。正面の「最後の審判」のレリーフ、 中央の剣を構えている閻魔大王役の天使ミカエル、向かって左側は神に選ばれて天国に向かい、右は地獄に行き永遠の苦しみを味わうといわれています
内部は5040本のパイプをもつオルガン、三面窓を飾る美しいステンドグラスはキリストの生涯「受胎告知」から「復活」が描かれ荘厳な光を放ち続けています
塔の展望台へ階段で昇る(別途チケット要)と、地上46mと64mの2つのレベルがあり、塔の上からは壮大なパノラマを楽しめます
旅のモデルコース
弊社ツアーにご参加中に予期せぬ緊急事態が発生した場合は、スイス国内・日本語サポートがございます。出発希望日に応じてアレンジ致します。お問い合わせ下さい
1日目 |
スイスのチューリッヒ空港で係員が出迎え、列車チケット等ご案内致します 列車で世界遺産の街ベルンへ<ベルン泊> |
2日目 |
午後、列車でグリンデルワルドへ<グリンデルワルド泊> |
3日目 |
山の景色を楽しみながらハイキングや観光でお楽しみ下さい <グリンデルワルド泊> |
4日目 |
午前中、自由行動 列車でシュピーツ、フィスプで乗継いでツエルマットへ。着後ホテルへ<ツエルマット泊> |
5日目 6日目 |
山の景色を楽しみながらハイキングや観光でお楽しみ下さい *朝焼けのマッターホルンを堪能して頂きたく、ツェルマット宿泊をグリンデルワルドより長く致しました、日の出とともに山頂から刻々と赤く染まってい姿は息をのむ美しさをお楽しみ下さい<ツェルマット泊> |
7日目 |
午前:列車でチューリッヒ空港へ<機中泊> |
グリンデルワルド
登山者も鉄道愛好家も大好きなスイス山岳鉄道は、勾配を登る車窓の景色を楽しみながらすすみ、アイガー北壁とヴェッターホルンが間近に迫るアルプスの村へ
2020年12月に新ゴンドラ「アイガーエクスプレス」でユングフラウヨッホへより便利になりました。以前はクライネシャイデックで登山鉄道の乗り継ぎ必要でしたが、グリンデルワルド・ターミナル駅(グルンド駅・グリンデルワルドから駅1つ)⇒アイガーグレッチャー駅を直結するゴンドラでわずか15分!
アイガー北壁とヴェッターホルンが眼前に迫りくるアルプスの村。ユングフラウ地方を観光する拠点として絶大な人気を誇っています。フィルスト、ユングフラウヨッホの観光、花が絨毯のように咲き誇る春の散策、高山植物が咲き太陽がキラめく夏のハイキング、木々が色づくロマンティックな秋の美しい風景、冬はスキー&スノーボードと四季を通じて多彩な楽しみ方ができます
*歩く際は鉄道駅と山頂の標高差と気温差を考えて防寒着やウィンドブレーカーを必ず持ち歩くように
アイガーエクスプレス
グリンデルワルド・ターミナル駅はチョコレートやポーツ用品のショップ、レストラン、スーパーもある複合施設。最新の26人乗りキャビンでアイガー氷河駅まで約15分、そこから標高3,454mのユングフラウヨッホ駅まで約42分で到着。
今までは1駅先のグリンデルワルト・グント駅でスイッチバック、約35分でクライネシャディック駅。駅舎をまたいだホームから出発(10分程度の乗り換え時間必要)する赤いユングフラウ鉄道へ乗車してユングフラウヨッホ駅へ
アイガー氷河駅からは7Kmのトンネル(アイガーとメンヒの山中をくりぬいた)を進みます。途中アイガーノルドバンド駅とアイスメール駅には大きなガラス窓があり、アレッチ氷河やその他の景色を楽しむことができるように約5分停車します
ユングフラウヨッホ|Top of Europe|見学
スフィンクス展望台|標高3571m・・・高速エレベーターで108mを25秒で一気に登りガラス張りの展望台へ。アレッチ氷河、ベルナーアルプス、ヴァレーアルプス、ジュラ山脈など360°の大パノラマが直近に迫ります
アルパイン・センセーション・・・映像と光でユングフラウ鉄道とこの地方の歴史と魅力を紹介しています
アイスパレス・・・氷河を彫って造られた氷の宮殿、氷の回廊を歩きながら氷の彫刻を鑑賞をします。宮殿内(常に-2℃)は滑りやすいのでご注意を
シルトホルン
パノラマビュー展望台からはアイガー、メンヒ、ユングフラウの三名山を含むベルナーアルプス、200を越える峰々を見渡す絶景が楽しめます。シュテッヘルベルク、又はミューレンからケーブルを乗り継いで到着です
*ピッツグロリア・・・360度回転展望レストラン。太陽光発電の力でゆっくりと回転しています。雄大な景色を眺めながら食事やコーヒー、軽いスナックからコースメニューを楽しめます。007映画で世界規模の犯罪組織の首領が、細菌攻撃を仕掛ける為に要塞として使っていた設定でした
007ボンドワールド・・・ジェームズ・ボンドと記念写真撮影、映画セットさならがボブスレー操縦体験、映像を鑑賞できるシネマルーム、007映画の50年の歴史をたどる特別展示などが楽しめる2013年オープンしたコーナー
シーニゲプラッテ|植物園
"テディランド"の愛称で親しまれ、アルプスに生育する約600種の高山植物を栽培、保護している高山植物園。標高1967mにあり、アイガー・メンヒ・ユングフラウ3名峰の正面に位置するため、美しいベルナーアルプスが一望しながら散策が楽しめます
ヴィルダースヴィル駅から、1893年に開通した歴史を誇るレトロでかわいい登山電車に乗って、最大勾配25%の路線をゆっくりと上ると山頂には歴史のあるホテル・レストランやかわいい花々が咲く高山植物園があります。
フィルスト
駅前から両側にお店があるメイン通りのドルフ・ストリートを歩いて約10分、フィルスト・ゴンドラ乗り場から6人乗りのロープウェイに乗車、途中駅(ボルト、シュレックフェルト)を通過、終点は標高2168mのフィルスト駅まで約25分。名峰アイガーをはじめアルプスの名峰群が広がるパノラマビューのほか、四季折々に魅力のハイキングやジップライン、ゴーカートなど、様々なアクティビティが楽しめます
ボルト→グリンデルワルドは、5月中旬~6月中旬は西洋タンポポなどの黄色い花とアイガーの眺望を楽しみながら約1時間30分~下ります(初級、7月過ぎの放牧が始まる時期は牧草地)。マウンテンバイク・コースと合流しているので道幅は鋪装されています
ツェルマットの街
高山の可憐な花々が咲く5月頃~8月、秋の鮮やかな紅葉、一年中そして世界中のハイカーがマッターホルンの壮麗な風景を求めて集まります。標高1,631mのリゾートの街は自然保護のため自動車の乗り入れを禁止し、電気自動車と馬車で移動。早起きして街からマッターホルンに朝日が昇る景色、清々しい空気と溜息がでるほど美しい日の出、感動の一日の始まりです
2023年7月に【マッターホルン・アルパイン・クロッシング】が運航開始、ツェルマットとイタリア・アルプスをケーブルカーで横断が可能になります
ゴルナグラード
登山電車で約45分、終点駅(標高3089m)まで一気にあがれば、マッターホルンをはじめ4,000m級の山々と氷河のせめぎあいが広がります。頂上のクルムホテル・ゴルナグラートは19世紀後半につくられた山岳ホテル、近年にもレストランや客室などをリニューアル。西側の部屋からマッターホルン、南側からはモンテローザと氷河を望むことができる絶景、変わることのない雄大な景色を堪能できます
リッフェル湖(ローテンボーデン駅下車)の【逆さマッターホルン】は有名なフォトスポット。晴れた午前中がお勧めです(午後は風がでると湖面が乱れます)。終点駅ゴルナグラードから遊歩道を約30分下りながら行くのも良い
途中駅リッフェルベルクやリッフェルアルプから異なるマッターホルンの表情を見ることができます
*標高が高いので真夏でも防寒、重ね着、日焼け止め対策、足元は歩きやすいスニーカーなどでお越し下さい
マッターホルン・グレッシャーパラダイス
マッターホルンを望む、ヨーロッパ最高地点にある展望台(3883m)。街から8人乗り高速ケーブル、大型ゴンドラ、空中ケーブルを乗り継いで到着する万年雪と氷河の世界です
氷で覆われた洞窟を抜けると色々な氷の彫刻、何万年も経て蓄積された氷の世界【アイスパレス】です
●シュバルツ湖---深い色、静かな湖、湖畔に建つ白い礼拝堂、オーバーガーベルホルンやブライトホルンなど4,000m級の山々の眺望が楽しめる
スイス鉄道
チューリッヒ空港から乗り換え3回程度、約3時間20分位でグリンデルワルド駅へ
各駅の案内表示はドイツ語、英語、イラストなどでわかり易い表示で駅員や車掌も英語を含む多言語を話すので観光客も安心して個人鉄道旅行が楽しめます
公式サイト:スイス鉄道
写真提供:スイス政府観光局、スイス鉄道、レールヨーロッパ、