オーロラの聖地イエローナイフ
カナディアンロッキーの清爽な街バンフ
夏のオーロラ観賞とカナディアンロッキー
夏でもオーロラ鑑賞ができます!8月~9月は夜の平均気温も5~10℃前後、 日中は20℃近くになる事もあります。冬は専用防寒着が必須ですが、この時期なら日本で着る冬物のコート、フリース+ウインド・ブレーカー、手袋などで大丈夫。身軽にオーロラの世界を堪能できます。イエローナイフは針葉樹が多く、秋には黄葉が美しい地域。キャメロン滝へ向う軽いハイキングで、爽やかな大陸の自然を満喫しましょう。 厳しい冬の前、美しく輝くカナディアンロッキー。国道の両側に広がる黄葉の並木道、山の中腹は氷河と黄色く染まるカラマツの木々、涼やかな風と共に心に残る美しさです
1日目 |
イエローナイフ空港から車でホテルへ。夜はオーロラ観賞 *バンクーバー発着、日本発着の航空券アレンジも致します<イエローナイフ泊> |
2日目 |
午後、イエローナイフ市内観光。夜はオーロラ観測<イエローナイフ泊> |
3日目 |
日中はキャメロン滝ハイキング。夜はオーロラ観測<イエローナイフ泊> |
4日目 |
車でイエローナイフ空港へ。空路、カルガリー空港へ。着後バンフへ<バンフ泊> |
5日目 |
レイクアグネスとビッグ・ビーハイブのハイキングへ(約5時間、11Km、標高差540m)<バンフ泊> |
6日目 |
ラーチバレーハイキング(約4時間、11Km、標高差180m)、又はサンシャインメドウズかバンフ周辺ハイキング<バンフ泊> |
7日目 |
車でカルガリー空港へ |
イエローナイフの街
平地で湿度が低く晴天率が高いというベスト条件、オーロラ観測地として最適です。市内に宿泊し30分ほど郊外の観測ポイントでオーロラ観測を行なうのが一般的なツアーです。夜の鑑賞時はオーロラを観察の為に、町のあかりのない郊外で神秘的な光のパノラマの世界が味わって頂きます。観測ポイントでは温かい室内でオーロラの出現を待ちます。<写真提供:ノースウエスト準州観光局>
*オーロラについて*北磁極を中心としたリング状のオーロラベルト、リング上の町のひとつがイエローナイフ。太陽から発せられた電気を帯びた粒子(太陽風)が地球の磁力に引き寄せられ、上空の大気層にぶつかったときに発生する現象。発光は荷電粒子が大気の中の酸素や窒素などの原子と衝突した時のエネルギーで光ります。カーテンのように見えるのは、オーロラが発光する大気の層が地上100Km~500Kmくらいまで長く伸びている為です
キャメロン滝
大自然の中の散歩道(トレール)を片道約30分、森を抜け、美しい風景を楽しみながら、キャメロン滝まで散策します。秋には美しい黄葉も楽しめ森全体が黄色に染まり黄色と緑の競演もお楽しみいただけます。散歩道では、古代の岩の上を歩く場所や氷河の跡なども見ることができるます。雄大な自然をお楽しみ下さい。運がよければ動物達とのふれあいの場に出会うこともあります<写真提供:ノースウエスト準州観光局>
バンフ
街から美しい山並みを眺められる、夏の登山、冬のスキーなどで賑わうリゾート地。サルファー山から温泉が出たことが、カナダ最初の国立公園として制定されるきっかけとなりました
◎野生動物・・・エルクは道沿いの林や森、川沿いで。ムース、ビッグホーン・シープ、マウンテン・ゴート、ブラック・ベア、ピカ(ナキウサギ)、ターミガン(ライチョウ)などを見かける事があります。遭遇した時は近づき過ぎないように・・・
バンフ滞在の楽しみ
①トンネル山/標高1,690m・・・街中から起点まで徒歩約15分。片道2.3km、標高差310mを約40分~1時間で1,690mの山頂へ
◎サルファー山/標高2,281m・・・街中からバスでゴンドラ乗り場まで約15分、展望台まで約8分。眼下にバンフの町並み、トンネル山、カスケード山、ランドル山等、360度カナディアンロッキーの絶景を満喫する事が出来ます。さらに木道を登ればサルファー山の山頂に立つことが出来きます。ゴンドラを使わず登る場合は、トレイル入口から片道5.5km、標高差701mを約1時間40分から2時間で山頂へ
②フェンランド・トレイル・・・手軽に散策を楽しみたい方にお勧めのコース。町から起点まで徒歩約20分。高低差もなく1周約2km、50分位の1時間以内で小川に沿って歩くので気持ちがいい自然散策が楽しめます
③ジョンソン・レイク・・・街から車で約15分。椅子やベンチからカスケード山やランドル山を見ながら休憩もできる1周約3.5Kmの散策路
◎ジョンストン・キャニオン・・・ジョンストン渓谷沿いを、森林浴をしながら歩くコース。流れる川の音を聞きながら2つの滝(ローワー滝、アッパー滝)を目指します。整備された道が続くのでお子様連れでもOK。木、花、野生動物などの説明板が各所に設置され、自然観察路として楽しい(往復約5,4km、歩行時間約2時間)
④フードゥー・・・街から約4.1km。トンネルマウンテンロードを進んだボウ川沿い、氷河が運んだ土砂が固まり侵食で形成されたキノコのような奇岩
◎バーミリオン湖・・・朝焼けを美しく湖面に映し、朱色(バーミリオン)に染まるという3つの湖。1stから3rdと番号が付けられ、朝や夕方にはムースなどの野生動物やバードウォッチングもする方も・・・
レイクルイーズ
カナディアンロッキーの宝石と讃えられる美しい湖、ビクトリア女王の娘ルイーズ王女にちなんでレイク・ルイーズと名づけられました。氷河の侵食によって出来た湖で、岩粉から解け出た水により美しいエメラルド色。湖面にビクトリア山(3,464m)が映る姿は一枚の絵のような美しさです。雪解けの5月下旬~10月上旬がハイキング・シ-ズン。ウォーキング程度の簡単なものから、アップダウンもある健脚向けのコースなど多様なコースがあります。周辺散策、カヌーを借りてゆっくりと湖上のひと時を過ごす・・・。湖の位置は町から4km程離れ、標高も200m上がります。長さ2.4km、幅500m、深さ90mの細長い湖。水の温度は夏でも4℃程と冷たい
レイクルイーズのハイキングコース
①湖岸道/1.9Km・・・美しい湖に見ながら歩く清々しい遊歩道。ベビーカーを押しながらでも大丈夫な散歩道です
◎フェアビュールックアウト・・・展望台は標高1,871m、トレイル入口から約0.7Km。レイクルイーズの眺望が広がります
②アグネス湖トレイル・・・ターコイズ・ブルーの湖、夏季営業の湖畔ティーハウスは山小屋風で心やすらぐ休みどころ。ベンチ、ピクニックテーブルなどもあります。まずはミラーレイク(標高2,025m)へ約50~60分、木々の間から断続的にルイーズ湖の景色を見ながら歩きます。さらに約0.8Km・約60分、最後に木製の階段を登ると到着です。秋のアグネス湖はカラマツの針葉が色づく美しい風景です
◎ビッグ・ビーハイブ(beehive)/標高2,270m・・・アグネス湖畔を対岸まで周り、最後の区間は平坦な大きな岩の上を歩いて山頂へ。レイクルイーズが一望の眺望!途中の岩山からはピカ(ナキウサギ)の「イーイーイー」という声が聞こえることも・・山の形が蜂の巣に似ていることからこの名になりました
③サドルバック/標高2,330m・・・シャトー・レイクルイーズホテルから見えるサドルバック山。3.6kmのコース、雄大さを感じる山です
◎フェアビュー・マウンテン/標高2,744m・・・健脚な方向け。サドルバックからガラガラした急斜面を登ると、眼下に湖を眺める絶景
◎ビクトリア氷河・・・レイクルイーズの奥、標高3,464mのビクトリア山にある氷河。ルイーズ湖畔を歩き、プレーン・オブ・シックス・グレシャーズのトレイルへ。上部、氷河に近づくと、のぼり坂が厳しくなり、足元も岩場がつづくので装備はご注意を
サンシャインメドウズ
夏は高山植物が、秋にはカラマツが一面に広がる人気のハイキング・エリア。7月初旬にウェスタン・アネモネ、マリーゴールド、グレーシャー・リリー、8月の勿忘草、インディアンペイントブラシなど(季節や年によります)に歩くのがいっそう楽しくなってきます。麓のサンシャイン・ビレッジのゴンドラ乗り場からトレイル出発点となる山頂スキーロッジまでの連絡道路は、シャトルバスが運行されています。ハイキングコース:出発点標高2220m、最高点標高2400m、高低差:180m、往復約10.5Km、所要時間:約3時間40分、難易度:初級
参考時間と距離
ネーチャーセンター →シタデル・パス分岐点 |
約1.3Km、約30分 |
シタデル・パス分岐点 →スタンディッシュ分岐点 |
約0.8Km、約15分 |
スタンディッシュ分岐点 →スタンディッシュ展望台 |
約1.0Km、約30分 |
スタンディッシュ展望台 →ループ分岐 |
約1.9Km、約35分 |
ループ分岐 →シンプソン展望台 |
約1.1Km、約20分 |
シンプソン展望台 →ループ分岐 |
約1.4Km、約30分 |
ループ分岐 →スタンデッシュ分岐点 |
約0.9Km、約25分 |
ハイキングの計画について
●体力や経験に応じたコース選び、所要時間・行程を考慮し表示されている時間は目安とし、余裕をもって計画しましょう(旅行中は時差ボケや食べ物の違いから体調を崩しがちです)
●服装は重ね着が基本。日差しもきついので紫外線対策、サングラス、帽子は必需品です。日差しの割に風は冷たいので、風を通さない上着(ウィンドブレーカーや薄手のフリース)、夏の日中なら半袖+ショートパンツでも大丈夫ですが、朝・夕方の気温の差、天候の変化に対応可能な重ね着が基本です
●履き慣れたトレッキング・シューズは必需品。くるぶしまで包みこむ防水性のあるものならなお安心です
●大自然のフィールドにある国立公園では、ハイキング中に野生動物に出会う事もございます。大型の野生動物にむやみに近づかない事、エサを与えない事、植物を持ち出したりしない事を守りましょう
写真提供:加藤恵美子、カナダ政府観光局、ノースウエスト準州観光局、トラベルアルバーター