南島のご紹介
南島中央を南半球のアルプスと呼ばれる急峻な山脈が走り、南部に氷河やフィヨルドもある自然景観の観光地です。
南半球の為、北へ行くほど温かく、南へ行くほど冷涼になります。
クライストチャーチ
南島最大の都市。19世紀中頃のイギリスによる建築物が多く残る観光、ビジネスの中心地。ガーデニングが盛んで庭園や公園が多くあり、市内を流れるエイボン川(Avon River)の沿線も芝生に木々が植えられて美しい景観です。
(写真:ハグレー公園のパンティング)
大聖堂(Christchurch Cathedral) 市街の中心部にあるゴシック様式の聖堂で内部には美しいステンドグラスがあります。大聖堂周辺は広場になっていて観光客で賑わっています。
Mt. Cook(クック山)
世界遺産 南島の西部を南北に貫くサザン・アルプス山脈、中央にそびえる標高3754mのクック山はニュージーランド最高峰です。マオリ語では”雲を貫く”意の「アオラキ(Aoraki)」と呼びます。周辺の3千m級の山々や、全長27kmの「タスマン氷河」を含めて国立公園になっています。拠点は南東麓にあるマウント・クック村で、山歩きの他に、遊覧飛行や氷河スキーのツアーなどのアクティビティが用意されています。
テカポ湖(Lake Tekapo)
クック山の南東50km、山麓の高原地帯にある長さ50kmを越える細長い氷河湖。「ミルキーブルー」と形容される水の色が特徴です。氷河が流れることで岩石が削られ、微粒子が混ざり込んで湖水と混じり合い、独特のトルコ石色に輝いています。南端にある街テカポに善き羊飼いの教会(Church of the Good Shepherd)という開拓時代の羊飼いたちの姿を重ね、開拓民の手により建てられた有名な小さな教会があります。1935年に地元の人々が建て、聖書の一節を名前にしたということです。空気が乾燥して、晴天率が高いため、星空が美しい町としても有名です。
クィーンズタウン
1860年代に金を求めてやってきた鉱夫たちが「女王が住むにふさわしい街」と美しさを讃えて町の名になったといわれています。またスポーツとしてのバン ジー・ジャンプ発祥の地「カワラウ・ブリッジ」が近郊にあるのをはじめ、スリルあるアウトドアのアトラクションも各種楽しめます。
- ワカティプ湖(Lake Wakatipu)
クイーンズタウンの南に広がる美しい氷河湖で、長さ80kmの大きなSの字型をしています。標高310mにあり、周囲は2千m級の山々に囲まれています。数分間隔で水位が20cmほど上下する現象が見られることで有名です。1912年完成の「蒸気船アーンスロー号(TSS Earnslaw Streamship)」がクイーンズタウンから対岸のウォルターピーク牧場までゆったりとクルーズしています。
アロータウン(Arrowtown)
1862年に町を流れるアロー川で金が発見され、以後ゴールドラッシュに沸いた町で、西部劇に出てくるような古きよき時代の雰囲気漂う町並みが続きます。また、黄葉の名所としても有名で、秋には黄金色に染まり、美しい景観を目当てに大勢の人が訪れます。 クイーンズタウン中心部から車で20分、北東へ約20km。
ワナカ(Wanaka)
クイーンズタウンの北東50km、氷河湖のワナカ湖(Lake Wanaka)の南端にある保養地です。クイーンズタウンに比べて静かなリゾート地で、周辺の山々へのトレッキング・コースがいくつもあります。 ワイトモ地上と地下の石灰石が長い歳月をかけて水の作用を受けてできた地形です。ワイトモ・ケーブス(ワイトモ洞窟)の地下は大きく入り組んだ鍾乳洞があり、鍾乳石や石筍、そして土ボタルによる感動的な光景が見られます。ボートにのって有名な土ボタル洞(Glow Worm Grotto)に行けば、満点の星空のような土ボタルの群れを見ることもできます。
テ・アナウ(Te Anau)
クイーンズタウンの南西90km、氷河湖の「テ・アナウ湖(Lake Te Anau)」に臨むリゾート地です。ツアーではクイーンズタウンからミルフォード・サウンドへの通過点になっています。 周囲に高い山がなく、比較的広々した景観です。 テ・アナウ湖は南北約65km、最大幅でも5km程度の湖で、テ・アナウの町は東岸のほぼ中央部に位置します。湖を遊覧する帆船が発着します。 町の南にある「テ・アナウ・ワイルドライフ・センター(Te Anau Wildlife Center)」には、絶滅したと思われていた稀少種の飛べない鳥”タカヘ”が飼育されています。
ミルフォード・サウンド(Milford Sound)
テ・アナウの北90km、西海岸から16kmの奥行きのあるフィヨルドで、南島随一の景勝地です。南側には、標高1692mで海から直接そそり立つ山としては世界最高峰のマイター・ピーク(Mitre Peak)があります。 海からの入り口付近は幅1kmほどで、水路がすぐ直角に折れ曲がっているために、長い間海側から発見されなかったといわれています。湾内を1時間ほどで1 周する遊覧船が出ています。クイーンズタウンからは遊覧飛行機も出ています。
マウナポリ湖(Lake Maunapouri)
テ・アナウの南西20kmにある氷河湖です。多くの島や入り江があり、周辺にいくつかのトレッキング・コースがあります。湖を横断して、ダウトフル・サウンドへ接続するフェリーがあります。
ダニーデン(Dunedin)
南東部の南島第2の都市。人口の1割がオタゴ大学の学生という学園都市。スコットランド人が開拓した町でバグパイプなどの伝統が残っています。市の東には野生動物の多いオタゴ半島(Otago Peninsula)が長く延びています。坂の多い町で世界一といわれる急坂もあります。
ダニーデン駅(Dunedin Station) オクタゴンの東にあるルネサンス様式の美しい駅舎です。美しいモザイクが施された駅舎内は有名で、1日1往復だけ北西の内陸部へ向かう観光列車「タイエリ渓谷鉄道(Taieri Gorge Railway)」が発着します。
オタゴ半島(Otago Peninsula)
市の東へ約30kmの長さで延びる半島です。珍種の固有種で黄色い目の”イエロー・アイド・ペンギン”や、アホウドリの一種”ロイヤル・アルバトロス”が生息しています。公共交通機関がなく、レンタカーかツアーでの観光になります。